命のリレー
産後ケアリストのふっこです。
6年前の今頃は分娩台の上にいました。
それから2時間後に息子は産まれました。
お産=自然分娩と思い込んでいた私は、
ひたすら痛みと格闘してました。
息子は男の子なので、子どもを産むことはできません。
ですが、命のリレーを終わらせないで欲しいと息子には話してます。
最近になって、命のリレーの意味をわかってきた息子。
自分結婚したら・・・、
自分の子どもが生まれたら・・・、
そんな日を想像しているようです。
結婚するのも、父親になるのも息子の自由です。誰かに決めてもらうものではありません。
ですが、たくさんの命をつないで自分が生まれきたことを子どもに伝えることは親の仕事だと思っています。
トイレトレーニング
産後ケアリストのふっこです。
最近、もうすぐ2歳の男の子ママからトイレトレーニングについて相談されました。
トイレトレーニングも一進一退です。
昨日できていても今日はできない。今日できなかったことが、明日にはできるようになっていたり、本当にわからないものです。
産まれてから、首すわり→寝返り→お座り→ずり這い→はいはい→タッチ→あんよと体の成長があり、しばらくして2歳を迎える頃にトイトレをいつにするかママたちは悩みます。
うちの息子は2歳の夏ぐらいからトレーニングを始めました。
ですが、
トイレに行って数分後にお漏らし
お風呂前にトイレに行っても風呂場でジョー、
でかける前に「トイレ行かなくてもいい?」
外でご飯の後に「トイレに行っておこう」
と、お漏らしされるのが嫌でもうしつこいぐらいに聞いてましたね。そして、子どもは意地になって行かず、結局またお漏らし。
あの頃は本当に、
「おしっこでない?」「トイレは?」ばっかり子どもに話しかけていたように思います。
頑張っていた矢先に子どもが気管支炎になりかけて、5日間入院したことがありました。入院中は点滴をずっとしていたので、トイレに行くのも間に合わなかったり、やりずらかったりでずっとオムツでした。
その時に、トイトレを頑張っていたのが一気にどうでもよく思えてきました。この子の熱が下がって早く元気になってほしい気持ちでいっぱいだったので、トイトレなんかどうでもいいわと思ったのを覚えています。
それからは、子どもが自分からお兄ちゃんパンツになるというまでほっとくことにしました。
やはり、成長とともに子どものこころも発達してきます。息子は保育園のみんながどんどんパンツになって自分だけオムツが恥ずかしかったり、パンツ履くのがかっこいいと思うようになってきました。そして、4歳になる前に自分から「今日からお兄ちゃんパンツで寝る」宣言し、何度かおねしょもありましたがオムツを卒業できました。
3歳〜4歳までは日中はパンツでも夜だけオムツの子もいます。
夜オムツを履いても朝までオムツが濡れてないことが多いです。でも、そこですぐパンツに変えた途端に布団にお漏らし、しかも連日なんてこともあります。
爆睡しているところを起こされ、子どものパジャマから布団までおしっこで冷たくなり、自分のふとんやパジャマにも被害が拡大。これが連日となれば子どもに対して怒りが込み上げてきます。
ですが、これぐらいの年齢だと、お漏らしはよくないことだと理解しています。でも、自分でコントロールする機能が整わないとどうしようもできないことなので、子どもを責めたり、しっかても解決できません。
それよりも、「お漏らししちゃった」と言える環境を子どもが「ごめんなさい」と言わなくてもいい環境を作ってあげてください。
お漏らしすると
すごく怖い顔で怒るママ。
悲しそうな顔をするママ。
呆れ顔のママ。
その顔をみるだびに、子どもは小さいハートを痛めてることを忘れないでください。
お漏らしして、ママが余裕でいられないのならオムツでいいじゃないですか。働いて帰ってくるママも家ではそんなに頑張らず、子どもに任せてみてはどうですか?
トイトレは親の都合ではなく、子どもの気持ちを優先して始めると外れるのが案外早いものですよ。
認定こども園
産後ケアリストのふっこです。
保育園と幼稚園はどう違うか?と言われれば、
昔からわかりやすいイメージだと、保育園は共働きの親の子がいくところ。幼稚園は母親が働いてない子がいくところ。といったところでしょうか?
そして、最近では認定こども園も増えました。
認定こども園は保育園と幼稚園のいいとこどりと言われますが、
給食の後は幼稚園組がどんどん帰っていくのに、お昼寝タイム。起床後もどんどん友達が帰っていて寂しさを感じているだとか、
幼稚園の要素を多く取り入れすぎると行事が増えて働くママの負担になり、保育園の要素が多ければ教育熱心な幼稚園ママはイベントが少なくて物足りないのかもしれません。
本来、保育園は保育に欠ける子を預かってもらえる福祉施設であって、学校ではありません。
保育士も幼稚園教諭も子どもと関わる仕事ではありますが、福祉と教育では目的が全く違います。
少子化、待機児童対策で作られた認定こども園ですが、実際に現場にいる子どもたちや保育士さんが混乱することはないのでしょうか?
これから認定こども園に入れようと思っている方は、見学にいったり先生の話を聞いて納得した上で申し込みをしていただけたらと思います。
イラっとする言葉
産後ケアリストのふっこです。
旦那さんの何気ない言葉にムッと眉間にシワがよることはないですか?
「洗濯おわってんでー」
(寝落ちしている私を起こす)
「〇〇、めっちゃ汗かいてんでー」
(寝てる時に子どもが汗かいてる時)
「こぼれてんでー」
(子どもが何かこぼした時)
私の旦那さんは大阪人なんですが、私はこのてんでーがどうも苦手なのです。
こういうわかってることをいちいち知らせてくる📢時、イライラのスイッチが入ってしまいます。
だったら、自分で
干せや❗️
着替えさせろや❗️
ふけや❗️
と叫びたくなります。
気がついたのなら、無言でやってください。
先取り学習よりも大切なこと
産後ケアリストのふっこです。
今日は息子の最後の保育参観でした。
園長先生から、年中や年長さんになると、園でひらがなや簡単な計算をさせなくていいのかと質問されるといった話がありました。
親御さんは漠然と小学生に上がる前にはひらがな覚えさせなければと焦るのかもしれません。
実は、息子が年中さんの時にひらがなや数字のドリルを買ったことがありました。
が、息子は「これつまらないね。なんでやらなきゃいけないの?」とやる気がない様子。
今思うと、やりたくないというかドリルとにらめっこしてもおもしろくなかったんだと思います。
子どもって単純なので、何事も楽しいかおもしろいかで判断します。親はドリルを与えて、やっている様子をみて満足かもしれませんが子どもは苦痛なのかもしれません。
息子が自分から字に興味をもったのは、年中の終わり頃でした。誰かに手紙をもらったりするのがうれしかったらしく、返事を書きたいと思ったのがきっかけでした。
だいぶひらがなを覚えてきて、今度は大好きなドラゴンボールの歌を覚えるためYouTubeを見ながら、歌詞をノートに書いていました。
いろんな歌を歌いながら一生懸命書いていました。息子は楽しみながら、文字を読んだり、書いたり、そして書く姿勢や鉛筆のもちかたなどを自然に身につけていたのです。
子どもって遊びながら、いろんなことを覚えていきます。今の時期は勉強だって、同じなのかもしれません。
手紙を書いたり、息子のように好きな歌の歌詞を書くのは遊びの延長で、答えが同じである必要はないので自由にのびのび書いて自然に文字を覚えてしまいます。
先日、小学校の説明会に参加してきました。その時に、一人で名札をつけられなくて泣いたり、手伝ってほしいと先生に言えずに泣いてしまう子がいるという話を聞きました。
私はすぐに100円ショップで安全ピンを買ってきて、子どもに練習させ入学前にできるようにさせなくてはと思ってしまいました。
それに対して園長先生は、前もってなんでもできるようするよりも「先生、どうやるのか教えてください。」といえる方が大事ですよねとおっしゃいました。
幼稚園や保育園では、一人でシュンとしている子、泣いてる子には先生や誰かが声をかけてくれます。
わからない、できないのが恥ずかしいのではなく、わからないことをわからないと言える。そして、きちんと質問できることの方が先取りで勉強ができることよりも、大事なことかもしれません。
今、年長のお子さんがいるママさん。
残り1ヶ月もないですが、楽しい思い出をたくさん残して卒園を迎えましょう。
ありがとうございました。
気になってること。
産後ケアリストのふっこです。
最近、気になっていることがあります。
子どもはいつから、自分のことを僕や私というようになるのでしょう?
もうすぐ一年生の息子は
「〇〇くんねー、」
「〇〇くんもー!」
と自分の名前の後にくんを入れて話します。
「もうすぐ一年生だから、僕って言えるようにならないとねー」と話していますが、習慣はなかなか変えられません。
なんでだろうと思っていたら、気づきました。
私が〇〇くんと呼んでいたのです。
私も主人も、じいもばあも「〇〇くん」と呼んでました。
まわりかりそう呼ばれているから、自分もおなじよう言ってしまうのでしょう。
年少さんぐらいから、くんやちゃんをつけて呼ぶのをやめていたらどうなってたのかな?
以上。気になってることでした。
パパの産後うつ
産後ケアリストのふっこです。
子育てに積極的な男性「イクメン」がもてはやされる中で、“イクメンブルー”に陥る父親が増えている。(産経新聞)
イクメンブルーは育児に対してプレッシャーを感じるようになった父親側の問題です。
日本の父親は育休や産休もほとんど取ることができず、さらに妻が産後だろうが長時間労働は変わりません。
家に帰れば会社から解放されますが、妻からは解放されません。24時間育児をしている妻の前ではくつろげず、その妻からはママ友の旦那さんはイクメンなどと聞かされるのです。
国立成育医療研究センターなどが父親のメンタルヘルスについて行った調査によると、妻の産後3カ月までの間にうつ傾向を示した男性は16・7%に。父親の産後うつは「父親が家事や育児に積極的に参加するようになったために生じた新しい問題」なのです。
やはり、産前・産後は母親だけでなく、父親もメンタルヘルス不調のリスクが高くなるということを多くの人が認識することが大切なのです。
もし、父親が産後うつになり、頼りにしていたサポートが受けられず、母親だけで我が子を育てていくことになれば母親は孤立し、虐待に繋がり子どもにとってもマイナスです。
女性の出産年齢が上がり、父親となる男性も同じように30代〜40代で初めて親になります。この年代はまさに会社での負担も増え、上司と部下の間に挟まれてうつになるリスクが高いと言われています。
働き盛りの時に子どもが産まれ、妻からは帰った途端にマシンガントーク、子どものお風呂や洗い物に寝かしつけとここぞとばかりに頼まれ一人の時間を過ごすことなく子どもと寝落ち。そして、誰よりも早く起きて電車に乗って会社へ向かうのです。
たしかに、これは産後ママと同じぐらい産後パパにとってストレスフルな状況と言えます。
時短勤務、定時退社、またパパ社員に対しての産後ケアリストのような専門家に育児や夫婦の悩みを相談できる場を設けるなど、会社の福利厚生として産後パパを支援するような仕組みを作っていく必要があると思いました。
ありがとうございました。