ネグレクト
こんにちは。産後ケアリストのふっこです。
また、痛ましい虐待の事件が起きてしまいました。もう、胸が痛くて痛くて辛すぎます。
外に放り出す
ご飯を作らない
お風呂に入れない
病気でも看病しない
病院に連れて行かない
子どもが苦痛と思われる行為を何度も繰り返す
これらはネグレクトといって、虐待です。
こういうニュースが流れるたびに、
悲しいからといって、虐待から目を背けるのではなく、私たちが救える方法はないのか?
考てみませんか?
虐待されている子どもを救うのは児童相談所や警察、学校、病院だけではありません。
私たち国民すべては、児童虐待の通告の義務があるのを知ってますか?
児童福祉法第25条の規定に基づき、
児童虐待を受けたと思われる児童を発見した場合、全ての国民に通告する義務が定められています。
虐待を受けた児童ではなく、虐待を受けたと思われる児童でも通告しなければならないです。
子どもの虐待は4タイプあります。
ネグレクトは、
子どもの心身の健康な成長・発達に必要な世話・対応をしないことをいいます。
なので、
見た目にわかるアザがなくても、
親の怒鳴り声が聞こえなくても、
子どもが夜一人で歩いている、
近所の子どもの服装が汚い、
極端に痩せ細っている、
家に子どもが一人でいる、
など、身体的や言葉の暴力行為がないとしてもこれらも虐待です。ネグレクトは病気でも親から放置されます。死亡することもあります。
通報する場合、間違いだったらどうしよう?
後で、通報者が自分だとばれてしまったら?
と躊躇ってしまうと思いますが、あなたの通告でその家族と子どもの未来が救えるのです。
どうか勇気を出して通報してください。
通報した場合、あなたのプライバシーは守られます。匿名でも相談できます。
電話番号は、189(いち・はや・く)
児童相談所全国共通ダイヤル
189にかけると、近くの児童相談所へ転送されます。24時間365日体制を実施しています。携帯電話からでも大丈夫です。
現在のところ、児童相談所と警察の連携、情報共有している県は、なんと高知県、茨城県、愛知県の3県でしか行われていないということです。これを知った時はあまりの少なさにショックでした。
つまり、児童相談所で行き詰まった場合に、警察と連携できずに、児相が何もできないまま子どもが死亡するというケースがあるのです。
それでも、あきらめずに通報してください。
勇気を出して、助けを求めてください。
あなたの通報で、救える命があるのです‼️
レジリエンス
こんばんは。
お久しぶりです。
産後ケアリストのふっこです。
教育や生き方でよく聞くレジリエンスという言葉。
日本語では困難な状況から回復する力という意味で使われていますね。
最近、パワーをもらった本を紹介します。
働くミレニアム女子が身につけたい力 エンパワーメント
大崎麻子さんが書いたこの本は、ミレニアム女子じゃなくても子育て中のママでも共感できることが書いてあります。
本の中でレジリエンスについても書かれているのですが、
生きていると、自分の力ではどうにもできない出来事が突然やってきます。
そんな時、レジリエンスのスキルを高めるために身につけてほしい力が、
助けを求める力
繋がる力
と書いてありました。
女性に限らず日本人って、このスキルがとても低いように思います。
「辛い、助けてほしい」
と周囲に求められる力。
自分が住んでいる地域で、
提供している社会資源を知っておく。
悩みを相談できる専門家がいる。
そうやって、社会や人と繋がっている人は困難に直面した時に孤立せずに立ち向かっていけるということです。
妊娠も出産も産後も、自分の力ではどうにもならないことの一つだと思います。
辛い気持ちのまま過ごして自分を追い込んではいませんか?
「辛い、助けてほしい」
周囲に言える人はいますか?
助けほしい時に助けてと言えるのはスキルです。このスキルが高い人ほどレジリエンス度、つまり困難な状況から回復できる力が高いということです。
妊娠前に、妊娠中や産後に日本、住んでいる地域ではどういう社会的な資源があるのか、困った時にはどういったところが相談に乗ってくれるのか?
一度、調べてみませんか?
あなたのレジリエンス度は上がっていきます。
母親のメンタルヘルス
こんばんは、産後ケアリストのふっこです。
母親のメンタルヘルスを勉強してから、母親が子どもを虐待したり、子どもを殺すニュースを見ると、その母親を腹立たしいと思う前に、
この母親にいったい何があったのか?
何に悩んでいたのか?
SOSはでていなかったのか?
そんなことばかり考えてしまいます。
そして、虐待した母親の動機のほとんどは、子育てに悩んでいたから。
どんな母親でも、その人にとって、深刻な悩みが必ずあります。みんなこれでいいのか、悩みながら育てています。
子を持つ母親の中には、妊娠中から
自然妊娠では授からなかったことや、
切迫早産で長期安静や入院が苦痛だったり、
パートナーとの仲が良くない、
年齢的・経済的な不安、
望まない妊娠であること、
母親に愛されなかった幼少時代、
など、その人にとって許せなかったり、悲しい出来事があって悩んでいるのです。妊娠中からその悩みを引きずっていると、産後はそのイライラを赤ちゃんに向けてしまうこともあります。
結婚をし、子どもを産むことは自分の人生が激変する出来事です。
さらに、今の時代、自分が子どもを産むまで赤ちゃんに触れたことがなかったり、赤ちゃんがいる生活を知らずに子どもを産む母親が多くなりました。
女性のライフスタイルの変化を知り、妊娠や出産を選んだ場合は、妊娠中、産後の心や体の変化をパートナーと一緒に学んで知っていくことはこれからとても大事になっていくと思いました。
最後まで、読んでくださってありがとうございました。
心の栄養
こんばんは。産後ケアリストのふっこです。
新学期になって、息子は初日から先生やクラスに馴染めない様子。
自分が怒られたり、友だちが怒られるのを見るのが嫌な息子。寝る前から明日のことが気になってテンション低くめ、朝はほとんどしゃべらない・・・。
こんな時、親としてどう対応すべきなのか?
先生に話すべきか?
子どもが弱い?
先生が悪い?
と、自分ではなくついまわりの環境のせいにしてしまいがちですが、
先生にばかり文句や改善をお願いして、親は終わりというのは無責任過ぎると思います。
親も何か努力すべきだと思います。
結局、息子の笑顔を守れるのは学校ではなく親しかいないと思うので。
数日後息子が、
「お母さん、僕ね、漢字ドリル、まだ先生にお直しされてないよ」
「お母さん、逆上がりね、補助みたいやつあったら一人でできるようになったんだよ」
と、すごい嬉しそうに話してくれました。
私も、とても嬉しくなり、
「お直しないね。本当だね。逆上がりできたんだね。お母さんも嬉しいよ。頑張ってるね」と言って息子を抱きしめました。
息子の笑顔を久しぶりにみました。
今日も先生は、いつものようにクラスで怒っていたかもしれません。それでも、学校で息子が嬉しい出来事があって、それが自信になって、その話を嬉しそうに聞いてくれる親がいれば、子どもにとっては一番の心の栄養になるのだと思いました。
子どもが何気なく「お母さん」呼ぶ時は実はチャンスなんです。手を止めて、子どもの話しを聞いてあげると子どもはそれだけで嬉しくて満足します。
そんな私もちょっと前まで、自分が忙しいと
「何っ?」
「今は無理」
「もう、お風呂の時間」
「もう、寝る時間」
「その前に、やることやったの?」
と平気で言ってましたが、子どもは待てないし、待ちたくないんですよね。
今、今じゃないとダメなんです‼︎
子どもは全力で今を生きてますからね。この瞬間を逃したくない生き物なんですよね。
子どもが「お母さん」と呼んだ時は、本当にお母さんが必要な時なんだということを忘れないでほしいと思います。
そこで、手を止めて話しを聞いてあげると、
子どもは満足し、いつでも話を聞いてくれるお母さんであれば、安心した子どもらしい顔になってきます。
これから思春期に入ると、男の子ならますます母親には話さなくなってくるでしょう。
だからこそ、今、息子の話を聞いてあげることは私にとっても息子と話せるチャンスなんですよね。
そう思うと、子どもとの何気ない会話でも愛おしい時間に思えてきます。
書く癒し
こんにちは。産後ケアリストのふっこです。
前回の転職の話で、私たち夫婦が話し合いで用意したのはペンと紙です。
そう、冷静に話をしていくためには、書くという行為がとても効果的だったのです。
やり方は簡単です。相手が話した内容をただ書くだけで、書き方のルールは特にありません。
書くという行為は、聞いた言葉をそのまま書き取るので、相手の言葉にだけ集中します。相手も自分の話した言葉がどんどん紙に書かれていくので、言葉を選んで話します。
その結果、お互いの感情をいれず話したことを書いていくので、冷静に話を進められます。
すると、まさに今、自分はどうしたいのか?ということにフォーカスしてお互い話し合ってあることに気がつきます。
実際に、旦那さんの気待ちを書き出した後、自分の気持ちを書き出しました。そこで、二人が共通している考えや思いもだんだんわかってきました。
それまでは、二人の中で誤解が起こり、まったく話し合いができないこともありました。
私は転職に反対ではありませんでした。
ただ、どうしても「引っ越しをしてまで働きたいところなのか?」「子どもが転校になるから近くで探せないのか?」引っ越しはお金も余計にかかってしまうので、旦那さんの覚悟を知りたくて、ついそのセリフだけ感情が入ってしまったんでしょうね。
そして、私がそのセリフをいうと旦那さんは、毎回「やっぱり転職することには反対なんだな」と怒り、「じゃ転職やめるよ。今の会社続ければいいんだろ!」と旦那さんからももちろん感情的に言われてしまいました。
なんで、いつもこんなるんだろう?
なんで、話し合えないのだろう?
と、あの時はすごく苦しかったです。
書くのは、話すよりも時間がかかります。感情が入ると早口になってしまうので、相手のために、言葉を選んで話すようになります。
相手の話す内容がわからない時や純粋に疑問に思ったことは、素直に「どうして?」と聞いたとしても、相手はその疑問に答えようと、一生懸命考えて言葉にだそうとしてくれます。
こういうカウンセリングあるのかなーと調べて見たら、どうやら筆記療法というらしいです。(私たちのは、自己流で正式なものではありませんが)
なんだか、あの時は一人のカウンセラーとして旦那さんを診察したような気分でした。カウンセラーなったつもりで妻は話し合いをするといいかもしれないですね。
思考と感情
こんばんは。産後ケアリストのふっこです。
突然ですが、旦那さんから転職したいと言われたら、どんな気持ちになりますか?
「はっ?無理無理」
「何するの?」
「次の仕事は決まってるの?」
「給料は?」
「本当にやりたい仕事?」
「続けられる仕事?」
と、旦那さんの気持ちを聞く前に、
こんな言葉がどんどんでてきませんか?
転職という言葉で、妻は機嫌が悪くなり、つい旦那さんに攻撃的な言い方をしてしまう。
もう、妻はこの嫌になった感情のせいで、
何か言ってやらないと気が済まない状態。
もちろん、その言動で旦那さんも無言となり、
旦那さんが話すことをあきらめるか、険悪なムードで終わると言ったお互いが望んでいない結果となってしまう。
こんな時は、どうしたらいいのでしょうか?
もし、あなたの旦那さんが転職したいと言った時に、嫌な気持ちになったら、その気持ちとは切り離して話を聞くのがいいと思います。
というのも、あなたが転職に反対の場合は、もしかするとあなたの過去の記憶が影響しているかもしれないからです。
例えば、
旦那さんが前にも転職して失敗した。
自分の親が転職をしたことで、貧乏になった。
転職が原因で両親が離婚した。
知らない土地へ引っ越して孤立した。
そんな嫌な過去の記憶=思考が、マイナスな感情を生みだしているのです。
感情は思考に支配されている。
実は、私の旦那さんは何回か転職しています。
次の仕事を決めてから辞めるのが夫婦で決めた転職の条件です。数回の転職でも、無職の時は一度もありません。なので、私は転職にあまり不安はありませんでした。
また、知らない土地に引っ越すということへの不安もありませんでした。
私は結婚後に3回引っ越しました。どこも実家から遠い場所で知り合いもいません。見知らぬ土地でしたが、住んだ場所や人間関係でトラブルにあったことはありません。むしろ楽しかったです。
つまり、私の場合は過去のいい記憶のおかげで、私はプラス感情に支配されていたので、転職に反対しなかったのかもしれません。
それでも、妻が妊娠中や産後、子どもが乳幼児、学童期などで様々な問題もでてきます。
その時に起こるであろうトラブルや悩みについてはどう解決していけばいいのか?
それは、またのブログで書きたいと思います。
最後になりますが、感情が思考に支配されているというのは心理学?的にはよく知られていることのようです。
今回は私の経験に当てはめて、書かせていただきました。
胎内記憶?
こんにちは。
産後ケアリストのふっこです。
新学期が始まりましたね。
2年生なった息子は、前のクラスが楽しかったのか、新しい担任、クラスになかなか馴染めずにいます。
人や場所に慣れてくると、おもろいキャラを全開する息子ですが、
本当はめちゃくちゃ神経質。最初からどんどん前にでていくタイプではありません。
なので、クラスに馴染むまではしばらく時間がかかるかなと思っています。
ところで、息子がまだ小さかった頃に、
「なんで、お母さんとお父さんのところに来てくれたの?」と聞くと、
「上から見ていて、どんどん他の子たちが好きなお母さんを選んでいって、最後に残っていたのがお母さんたちだったから。」
「だから、来てくれたの?」
「うん、だって最後まで残ってて可哀想だったから、僕は降りて来たの」
その時は、なんかショックで、何も言葉がでませんでした。
ですが、成長した息子を見てると、
周りを見ながら行動するところ。
最後まで誰かが残っているとほっとけないところ。
履けない靴や使えない鉛筆でも捨てることを嫌がるところ。
など、本当にうちら夫婦が残ってて、可哀想で来てくれたのかもしれない。あの時の息子の言葉はやっぱり本当かもと思ったりもします。
胎内記憶、あなたのお子様にも聞いてみてください。
そして、日付と年齢も一緒に紙に書いておくと記憶に残っていいかもしれませんね。