バースプラン
こんにちは。
産後ケアリストのふっこです。
今日はバースプランについて。
私が出産した産院では、バースプランというものはとくに提案されず、自分もあまり考えることはありませんでした。
仮にどんなお産にしたいですか?と質問されていたら、「とにかく安産で、早く産みたい」ってこたえたでしょうか?
プランって言われても、選択肢がないとざっくりし過ぎて、何をどう決めたらいいかわからないですよね?
産後ケアリストとして思うのは、
ママだけのバースプランではなく、パパも一緒に夫婦二人のバースプランを考えたらどうだろう?
男性はパパになります。
出産をママにだけ任せるのではなく、パパも出産を理解して、これから陣痛や出産するママの気持ちに少しでも寄り添ってあげることができたら、ママは本当に心強いです。
バースプランは産み方以外に、夫婦でどんなことを共有していたらいいのでしようか?
例えば、
産院の電話番号は知っているか?
主治医の先生の名前を知っているか?
どうやって、陣痛が起きるのか?
どんな風にして子どもがでてくるのか?
出産時に、医療介入の可能性があるとしたら、どんなものがあるのか?
破水が陣痛より先に来た時にどうするのか?
陣痛の間隔が、どれくらいになったら病院に連れて行ったらいいか?
陣痛が来たら、どれくらいで産まれるのか?
陣痛時、ママにどうしてほしいか確認したか?
立ち会いはするのか?
ビデオ撮影はする?
などなど、
その時になって慌てないように、
陣痛で苦しいママに余計なことをしたり、聞いたりしないように前もって知っておいたらいいこと、夫婦で決めておいたらいいことはけっこうあると思います。
私たち夫婦の場合、立ち会うことだけは決まってましたが、それ以外のことはほとんど旦那さんはわかってなかったですし、わかってないから何も考えてなかったですよね。
産後しばらくたってから、陣痛の時に何考えてた?って聞いたら、
「何も考えてなかった。早くわからないかなって思ってた」
「はい・・・・?」
もう、こんなもんですよ。
産後すぐに聞いてたら、離婚問題だったかもしれません(笑)
でも、これって旦那さんの本音です。
旦那さんはなーにも知らなかったんですから。仕方ないですよね。
出産や陣痛のこと、産後のこともっと生まれる前に話し合っておけばよかったと今はすごく思います。
夫婦が二人で、出産前に話し合う時間を持てたら、陣痛の時間も二人で乗り越えた感がもっとあったのかもしれませんし、産後のご主人の態度や言動も少しは違ってくるのかもしれません。
最近は、共働きが増えているので、母親教室や両親学級といったものに参加できなかったり、そもそもそういう教室をやっていない産院もあるようです。
また、助産師の手がそこまでまわらないといった現状もあるのかもしれません。
産後ケアリストは、夫婦のバースプランを作成するにあたって、もっとも力になれる存在ではないかと思っています。
ママが思い描く産後とは?
パパが思い描く産後とは?
そして、現実の産後とは?
まずは、お互いの気持ちを知る。
二人の気持ちにズレがあると、衝突はもちろん避けられないでしょう。その衝突を解消せず、お互いにストレスを溜めていくと産後クライシスが起きてしまう可能性があります。
夫婦の中に、第三者が入ることで解決できることもあると思います。
赤ちゃんを迎えるにあたって、こんなことを両親は考えていたのかと子どもが大きくなってそのプランを見せてあげるのもいいですね。