子育てに一番大切なもの
こんばんは。産後ケアリストのふっこです。
「日本女性の底力」という文庫本の紹介。
27人の女性が、仕事、結婚、暮らし、戦争を
語っています。
その中で、保育実践家の斎藤公子さんの言葉。
子育てに一番大切なものはなんですか?
「子どもを観察することです。
でも、思うんだけれど、日本の学校では子育ての勉強をしないでしょ。
母親になったからといっていきなり、良い子育てができるわけではないんですよね。
今はせっかく男女平等に働ける時代なのだから、女性も仕事を生きがいにしていいと思うの。
そして、子育ては、自然に恵まれた良い環境で保育の専門家が行う。これが理想的な形ではないかしら。
それに乳幼児の育児って、本当はそれぐらい真剣に取り組まないといけない。
それが私の考えです」
この観察というのは、私も大切だと感じてます。子どもの行動をよくみずに、すぐ、声に出して注意することはないですか?
例えば、
子どもがご飯食べていて、その子がお箸を落とすと即座に「早く拾いなさいよ」という。そこを、ぐっとこらえて拾うかどうか観察してみると、ちゃんと拾っていたり。
寒い冬にママと手をつないで歩いていた子どもが、急に手袋をとろうとするので、「もう、寒いのに。なんで手袋とるの!」とママ。でも、本当は手袋をしていないママの手をあたためてあげようとしていたり。
今日は、スーパーではお菓子を買わないと子どもと約束していたママ。でも、子どもがお菓子コーナーへ向かい、お菓子を手にした瞬間「ダメだよ。今日は買わないって約束したでしょ」と即座にいう。でも、「これは、つぎに来たときに買ってね」と言いたかっただけなのかも。
ほんとに観察するだけで、自分も怒らなくて済むし、子どもイライラしません。
今のママやパパは核家族や少子化世代なので、赤ちゃん乳幼児に触れることなく大人になった人たちがほとんどです。中学や高校で、子どもたちが、赤ちゃんや乳幼児に触れ合える子育て実習が必修になれば、子どもをもつ未来を想像したり、赤ちゃんは愛おしいという気持ちが芽生える学生が増えるのではないでしょうか。
ありがとうございました。